飛び出し

歯にかぶせた金属が取れて、歯医者さんに行った。

行く途中、横道から走ってくる車が、スピードを出して停止したり、
停止線を越えて止まったり、ハラハラすることが数回も。

「きょうは、やたらとこういう車が多いなぁ」と思っているうちに歯医者さんに着いた。

金属を接着し直すだけだからすぐに終わると思っていたのに、
結局、歯をけずる必要があったらしく、あの苦手な音を聞きながら、身を固くして耐えることになった。

終わったら緊張が解けたのかドッと疲れた。…ような気がした。

帰り道、少しぼーっとしながら運転していたら、
突然、自転車の中学生が、一時停止をせずに飛び出してきた。

「あれれ~」と、車の中で出した自分の声が、ことさらはっきり聞えて、
自転車の車輪がとても大きく見えた。

そこは、スローモーションだった。

スローモーションだったからか、自転車との距離がとても近かったにもかかわらず、
いつもより強めにブレーキを踏んだ程度で、ぶつからずに済んだ。

前から歩いて来た年配の女性が、緊迫と恐怖の表情をしていたのを冷静に見ている自分もいた。

もちろん、当の中学生にいたっては、驚きと「しまった!」という表情。

そして、頭を下げる中学生に「お先にどうぞ」とゼスチャーをして、
中学生が渡り終わったのを見届けてから、車を発進させた。

普通、こういう場面に出くわすと、心臓がバクバクしたり、足がガクガクしたりするものだが、
なぜかとても冷静で、冷静なまま、家まで帰って来た。

そして今もまた冷静だ。

思い出すと不思議で仕方ない。

何がどうなったんだ?

あのスローモーションは何だったんだ?

それとも、スローモーションに見えたのは錯覚で、
最初からちゃんと止まれる距離だったのか?

一瞬、時空のひずみにすっぽりとはまったような感覚だ。
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by tarakosun | 2014-06-30 17:22

セラピーの落とし穴

自分の思い込みやゆがんだ認知をニュートラルにし、
劣等感のあぶり出しに気づき、人格を統合していくことは、
一生をかけた終わりなき道です。

一生、取り組み続けるものです。

ところが、セラピーを受けて楽になると、
それで終わってしまうことが多いのも事実。

自分はセラピーを受けたからもういい。
生まれ変わった。

そんな風に考え、そこで終わってしまう。

それどころか、
自分を逆なでする人や、対抗してくる人に、
「あの人もセラピーを受けたらいいのに」という気持ちになってしまうことすらあるのです。

逆なでする人が出てくることも、対抗してくる人が出てくることも、
すべて、自分の内面の投影でしかないことは理解しているはずなのに…。

自分はよくて、あの人はダメ。
外側に敵をつくっていく…というパターン。

このパターンが、セラピー落とし穴のひとつ。

これでは、癒えたとは言えない状態です。
癒えた状態というのは、内側にも外側にも敵をつくらない状態なのですから。

そしてもうひとつは、
セラピーによって統合が進むと、
いろんなことを洞察する力が格段に増しますが、
「自分が洞察したものを真実だと思い込む」という落とし穴です。

自分が感じたものは「自分にとっての真実」であるという確信を持つことは大切だけれど、
それが「全体にとっての真実とは限らない」というスタンスが大事なのです。


この落とし穴に落ちないようにするには、
冒頭に書いたように、自分に取り組み続けること。

とにかく、「自分を観る」「一つひとつ意識化する」ことです。


…う~ん、悲しいかな、この落とし穴にすぐに落ちてしまうのが私自身です。
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by tarakosun | 2014-06-08 22:08

DVを考える

もしあなたが、夫や恋人といて、無力感や罪悪感があったり、安心できなかったりしたら、
それはDVです。

喧嘩が、お互いが対等な立場で意見や思いを言い合うのに対して、
DVは、一方が強い力でねじ伏せようとしたり、
理屈の通らないことを言って、あなたを混乱させたりすることを言います。

まずは、これがDVであると認めてみましょう。

肉体的であっても精神的であっても、
暴力を受けているという状態なのですから、
つらくなって当然です。

そのつらさを無いことにする必要はありません。

あなたがDVの被害に遭ったのは、
あなたが悪いからではありません。

あなたは何も悪くないのです。

むしろあなたは、DVの被害に遭うもっと前から、
理不尽な思いをしてきたはずです。

それは多分、家族の中での体験でしょう。

親が頼りなくて、あなたが親代わりに頑張って来たのかも知れません。

急に機嫌が悪くなる父親や祖父がいて、
その人が怒り出すたびに、あなたは怖い思いをしていたかも知れません。

父親と母親がよく喧嘩をして、その場面が繰り広げられるたびに、
あなたは自分の無力さを感じ、悲しくなっていたかも知れません。


まずは、
あなたが、
そのつらい感情を思い出し、そこを癒すことです。

その癒しを重ねていくと、
あなたの中に、「自分を大切にする気持ち」が芽吹いていき、
その肯定感はもっと成長して、
自分が独りではないような、そんな底支えの気持ちが起きていきます。

そうなった時、あなたには、パートナーがどんな風に見えるのでしょうか。

明らかに違って感じられてくると思います。

そうなってから、ようやく次の選択をする力がついてくるのです。

パートナーと離れることができるようになるかもしれないし、
パートナーを理解し、気持ちを分かち合えるようになるかもしれないし、
パートナーの暴力がなくなることすら起きるかもしれません。

いずれにしても、
同じパターンを繰り返しているとしたら、
それは、「問題の解き方がまちがっているよ」というメッセージです。

未来を変えたいなら、今までとは違う方法を取らなければなりません。

でも、どうしていいかわからない…。
心配。不安。心細い…。ひとりだったらそうでしょう。

あなたがひとりではないことを確信できるのも、セラピーが与えてくれる効果です。
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by tarakosun | 2014-06-02 22:02

割り箸を名刺で切る

割り箸を名刺(紙)で切る。

数日前の夜開催された、
「潜在意識&イメージ力特別授業」というワークショップでいきなり与えられたミッション。

できるわけないでしょ。

不可能。無理無理。

わ~、こんなことさせられるなら、参加しなきゃよかったと、
内心、ジタバタ。


先生曰く、「割り箸をうどんだと思ってください」。

「うん、うん、うどんのイメージはできたよ」
「スパッと切れているイメージもできたよ」

ところが、全然切れない。

名刺の方がぐちゃぐちゃになってしまうだけ。

おかしいな。イメージしたらできるんじゃなかったの?

焦る。

私にはできないんじゃないか?

周りはどんどん切れていく。

私だけできなかったらどうしよう。

もっと焦る。

そうしたら先生が、
「頭を空っぽにして。笑って。アホになって!」と声をかけてくれ、


その瞬間…、切れた。。。

切れた瞬間、頭の中が真空になった(感じがした)。


そして、一度切れたら、次は1回で切れちゃった。

思い込みが外れたんだね!

この前スプーン曲げができたし、
思い込みがどんどん取れていく。楽しい。

楽しんでもいいんだね。

素直になっていいんだね。

アホになるって、いいもんだね。

そして思った。

頭を空っぽにした時、そこに神が現れると。
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by tarakosun | 2014-06-01 15:54

催眠療法で人生を癒す、ヒプノセラピストのココロの旅日記