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コーチング

きょう、柔道の石井慧をコーチした平本さんの講演会に行ってきました。

ヤンキー高校生から、
アルバイトをし、3年かけて大学入学。
その後東大大学院、アメリカ留学という
プロフィールの持ち主。

阪神淡路大震災で両親を亡くすなど、
職業としてだけではなく、
自分自身に降りかかってくることに向き合う中で
ココロのあり方を模索し続ける人生だったそうです。

コーチングスキルのみの話ではなく、
強烈な体験談に裏打ちされた話は
説得力があり、
この方の姿を見ているだけで
エンパワメントされました。

講演は、ワークも入れて3時間半でしたが、
あっという間。

自分の感情は自分が決めている、
自分の外側がどんなに騒がしくても
内面を落ち着いた状態にすることができるなど、
自分をグラウンディングしておく方法が学べて
とても有意義でした。

コーチングは、
心理学に裏付けされている点では
ヒプノセラピーに共通するところがたくさんあり、
認知行動療法にも通ずるところがあって、
「つながっているんだな~」と思いました。

ココロの状態がプラス1以上の人は
コーチングで伸びていきますが、
トラウマがあったり、
深いところにネガティブな思い込みがあって
ココロがマイナスの人は、
あるところで頭打ちになってしまいます。

ヒプノと組み合わせてやっていくと
効果的なのです。
by tarakosun | 2008-11-30 22:08

いのち教育

きょう、「今を生きる、今を考える、いのちを見つめる」という
ワークショップに参加してきました。

付箋に
①最も大切な人
②最も好きな行動
③最も大切な所有物
を形容詞を使って、いくつでも書いていきます。

書きながらすでに感情がこみ上げ始めて、
こんなに大切なものに囲まれて、今いることを実感しました。

さあ、ここからがこのワークショップにすごいところ。

ベートーベンの「運命」に合わせて、
黒いおおいをかぶった人が部屋に入ってきて
大切なものを書いた数枚の付箋を
持ち去ってしまうんです。

失った気持ちを感じて、感情が出てくる頃
さらに、付箋を持ち去り、
3回目で、すべて持ち去ります。

この時先生は、
「あなたが亡くなった時の状況です。
亡くなる時は何も持っていくことはできません」と解説を入れてくれます。

疑似体験なのに、
感情が大きく動くので
心のケアもしっかりしてくださり、
瞑想をしながら、愛に満たされていくようなイメージに誘導してもらいました。

最初に失った時は、唖然とした後、身を切られる思い。
2回目は、「またか」という無力感と深い悲しみ。
そして、自分が亡くなって、すべて失った時は
意外に、「失ったのではなく、
すべてが自分の体験として残っている」という満足感でした。

メンテナンスの瞑想では、
羽根の生えた白馬が出てきて
「心配しなくていい」とメッセージをくれたような気がして
「心配しないで生きていいんだ」と妙に納得。
まさに催眠状態で起こる、
内なる自己との対話でした。

失う練習をしただけで、
こんなに得るものが多いとは。

一番の収穫は、
今必要なものは、すべて持っていることを思い出せたことと
感謝を忘れないで毎日生きようと思えたこと。

あるものをしっかり見ていないから
不満が出るんですね。

短いワークショップでしたが、
感謝。生かしていただいてありがとうございます。
という気持ちになりました。
by tarakosun | 2008-11-29 22:20

継続と瞬発

セラピーのスキルの中には
催眠を使わないものもいくつかあります。

自分の中にある嫌な部分や
困っている部分を
ひとりの人に見立てて
なぜそこにいるのか、
いつからそこにいるのか
などを聞いていったりするセラピーをした時のこと。

私の中には「長続きしない自分」(愛称たらこちゃん)がいて、
「長続きさせなくちゃ」と思う反面、
「長続きするわけがない」という気持ちもあって、
それが自分のひとつの指標として
いつでも反応してしまい
劣等感や比較を生んでしまっていたのです。

そのセラピーの中で
たらこちゃんが
小学校3年生の時から心の中に住んでいたこと
刺繍のセットをねだって買ってもらったのに
最後まで作らなかったことで
親から何度も何度も責められたことを取り込んで
ネガティブな信念としてプログラムしたことがわかり、
最後は、自分の口から
「継続の中に学びのある人生と
いろいろな場所で体験する人生があるのであり
そこに優劣はない」ということばが出てきて驚きました。

長続きしないというか、
続けられない環境がやって来て、
そのたびに
新しく生み出さなければならない苦労はあるけれど
だからこそ、
私の瞬発力は鍛えられてきたのだと思うし、
どこでもいつでも全身全霊。
それしかウリのない私だけど、
それもいいのかもしれないと
思えるようになったセラピーでした。
by tarakosun | 2008-11-28 19:55

ことば遊び

ふと、ここ数年、口数が少ない自分に気づきました。

前の私は、電話なら1時間以上の長話し、
出かけて人にバッタリ会えば、そこでまた立ち話し。
家族からひんしゅくを買うことがしばしばでしたが、
本当に最近は、家でもどこでもことば数が減りました。

振り返ると、以前は、中身のないことば遊びをしていた感じです。

そこには、自分をよく見せようとする心や
見せかけだけの教養や思いやりなどの欺瞞が
たくさん含まれていたように思います。

自分のことに気づいていったら、
最近出会っている、私の周りの人たちは、
とても丁寧にことばを選んで使っていることもわかりました。

勢いで話さない。
ウソを言わない。
辛辣なことばは使わない。
相手を理解しようとする姿勢が感じられる…
そういう人がたくさんいます。

人の前で話をする機会が多いのに、
以前は、どんな風に話してきたんだろうと思うと恥ずかしくなります。

飾らず、ありのままに。
それでいて稚拙でない、おとなの会話。

それが自然にできるには、
やはり相手が受け取りやすいように
ことばのパスが出せること。

それには、自分のココロが安定していることなんだな。
by tarakosun | 2008-11-27 17:55

子どもに厳しい親

…以前の私です。

子どもに厳しい親は、
自分がよくできるから、できない子を叱ってばかりいるように思いますが、
実は心はそう簡単な仕組みではなくて、
「よくできているのに、できていない」という強い思い込みがある場合が多いのです。

「できていない自分に育てられているこの子は、
できるはずがないから、できる子に育てなくては」という信念が形成されて
子どもに厳しくしてしまいます。

でもできていないというのは、本人の思い込みの場合が多いので、
周りが正直に「できているよ」と評価します。
でも、それも信じることができないので、いつまでもできない自分なんです。

まさに、以前の私そのものです。

今は、子どもを叱ったり、自分の考えを押しつけたりすることはなくなりました。
心配すらしなくなりました。
子どもが大きくなったこともありますが、
やはり、親との関係が癒され、整理されたことがよかったのだと思います。

親に甘えたかった、寂しかった、親のつらいところを見て悲しかった、
認めて欲しかった etc.

押し込めてきた感情をしっかり感じていくと、
自分がどれほど親を愛していたか、
親も、不器用ながらもどれほど一生懸命に愛そうとしてくれていたか感じられてきて、
かけちがったボタンがちゃんとはまっていくような、
そんなことが心の中に起きていきます。

かけちがいが直ると、
「自分はダメだ」と思い込んでいた重い信念も
いつの間にかなくなっていて、
どうでもよくなっていくんです。

どんな癒しもそうだと思いますが、
癒されるって、
この、「いつの間にかどうでもよくなっていく」という感覚なんですよね。

なにも意識しなくても、
自然にそうなっている…。

愛しているか意識しなくてもそうなっている。
許しているか意識しなくてもそうなっている。
自分らしいとか意識しなくてもそうなっている。
自分はできているか意識しなくてもそうなっている

自分の心の力で自分を癒すなんて
人って、なんて素晴らしいんだろうと
セラピーの後、いつも思います。
by tarakosun | 2008-11-26 22:11

久々に

大きなイベントがあって、
緊張の毎日でしたが
無事終わり、
ようやくPCに向かえました。

週休2日のリズムでカラダが順応している私にとって
8日連続で仕事をし続けるとどんな風になるか…
未知の領域です。

連続6日はまず平気。

7日目は、夕方から不整脈と思考停止。
そして、思考停止しているのに、なぜか過敏…そんな状態でした。

8日目は、これがかなりハイテンションになり、
早く目が覚め、
肉体労働もスイスイこなし、
目が後ろにも付いているかと思うほど
反応が早い。

でも午後からはさすがにカラダが重くなり、
翌日のきょうは、
筋肉痛に見舞われています。
その時はわからなかったけれど、
相当な肉体労働をしていたんですね。

でも終わったら、
スーッと気持ちが楽になって、
安堵感と達成感が入り交じったような
「感動」に似た感情がこみ上げてきて、
一緒に働いた人たちへの感謝も湧いてきて、
とてもいい気持ちになりました。

「緊張」を感じるからこそ「弛緩」を感じ取れるのと同じように
何かを手にしたい時には、
対局の何かが必要なのかも知れませんね。

働くことの尊さ、
働けることへのありがたさが身にしみた数日でした。
by tarakosun | 2008-11-25 15:52

行動は思いを凌駕する

最近読んだ本で見つけた言葉。

思いがあっても何もしなければ何にもならない。

たとえ思いが熟してなくても、
何かしら行動したら、何かが生まれる。

自分のしていることなんてちっぽけな気がしてしまうけど、
そうでもないのかも知れない…そんな気持ちになります。

一日一日、薄紙を重ねるごとくの小さい成長。
小さすぎて気づかず、
逆に後戻りしているような感覚。

でも今、「生きる」という行動が
どんな思いも凌駕してくれると信じていこうかな。
by tarakosun | 2008-11-18 21:43

正しいこと

「愛しなさい」「許しなさい」…
その通りだと思うような心地のいいことばを並べた本がたくさん売っていて、
同じような内容のものを何冊も読んだりしました。

でも、愛すことができたら、許すことができたらどんなにいいかはわかっているんです。

だから、そういう本を読むと
少し心が上向いて、
「そうだ、愛そう」「そうだ、許せばいいんだ」と
その時は思うのですが、
すぐにそうは変われない心がそこにあって、
わかっていてもできない自分をさらに嫌いになってしまったり。


でも、

「すぐに変われなくてもいいんだよ」

そんな風に、受け止めてもらえると、
なぜか変われるような気がしてくる…

「許そうとしなくても、許しは向こうからやって来ます」という
中島先生の言葉を何度思い出し、
何度励まされたことでしょうか。

今の自分がどんなにダメダメでも、
「いいんだよ」と認めることからしか前には進めない。

今の自分しか、明日は変えられないから。
by tarakosun | 2008-11-16 22:24

許す許される

裏切られた(と思っている)相手に対して
許さなくては…許してなるものか
とココロが揺れます。

でも許さないと自分がつらい。

…ところが最近こんな夢を見ました。

私の方がその人たちに謝っている。
心底悪かったと思って。

そして許してもらって、「ありがとう」と言って
満足している自分。

スッキリした感覚が、目を覚ましてもはっきり残っていて、
しばらくいい気分が続いていました。

許す側、許される側なんて
最初から無いのかも知れない…そんなことを思いました。
by tarakosun | 2008-11-13 17:43

息子の進路

長男は、中1の時不登校になった。

クラスでは同級生と、
部活では先輩と、いろいろあったらしい。

しばらく休んで、土曜日登校し(完全週休2日制ではなかったので)、
部活もして帰ってきて、
帰って来るなり「部活辞める」と言い、
翌週はまた行かなくなった。

土曜日行っただけに、親は期待をし、
月曜に行かないと言った時は
もう胸がつぶれるような思いだった。

その時、あまりの苦しさにどうしようもなくなり、
教え子のO君に助けを求めた。

O君は、脳性麻痺。
年少の時受け持って以来、なぜかずっと縁が続いていて、
彼が20歳を過ぎたこの時も
なにかと繋がる機会があった。

彼はすぐに家に来てくれ、
息子を2階に連れて行き、
親では語れないような話をじっくりしてくれたようだった。

その後彼は、今度は私を2階に呼んだ。
慰めてくれるのかと思ったら、
彼は開口一番「先生、どうしてそんな暗い顔してるの?」
「子どもはね、自分のつらさより、親の悲しむ顔を見ることの方がこたえるんだよ」
「先生が子どもを愛してるから落ち込むのは分かるけど、
こんな時だからこそ笑おうよ」と言った。



子育て支援にかかわっていて、
不登校の子どもに理解を示しているつもりだった私。

実際自分の身に降りかかった時
自分の中の虚栄心や
子どもを信じ切れない自分を嫌と言うほど見せられて
実は何もわかってなかったことを思い知らされた。


しばらくして、彼の心強いサポートのお陰で、
息子は学校へ行くようになった。

そして、彼が創った
障がい者と健常者の混合サッカーチーム「パラボックス」に入り、
日曜日になる度に
電車に乗って練習に通うようにもなった。

ある日、息子がこんなことを言った。
「お母さん、オレ、一応健常者じゃん。
でもオレ、障がいのある人に助けられることの方が多い」


…そして今、息子は作業療法士を目指して学んでいる。

実習で、久しぶりに家に帰ってきて、
家から病院まで通っている。

毎日レポートに追われて大変そうだが、
すごく楽しんでいるようだ。

中学時代、深く沈んだことで、
底にある宝物を手にすることができたんだと思う。


重いものは、底に沈んでいるんだな~。
by tarakosun | 2008-11-09 21:21