夕方プールに泳ぎに行ったときの
不思議体験。
週に1回、1時間くらい泳いでいるのですが、
いつもは100メートルくらいずつ何回かに分けて泳ぎ、
トータルでも700~800メートルくらいでしょうか。
ところが今日は、全く息切れしない。
苦しくなるまで止まらずに泳いでみようと続けていると、
300メートル過ぎても、400メートル過ぎても苦しくならず、
500の大台に。
ゴーグルが曇ってきても、そんなことはどうでもいい。
自分の吐く泡と、息継ぎの音だけがリズミカルに聞こえるのを
聞くともなく聞きながら、
ただもくもくと泳いでいると、
いつもなら
腕の筋肉が続かなくなるのに、
距離を進めば進むほど
ストロークに力が入る…そんな境地に。
マラソンで言ったら「ナンナーズ・ハイ」という状態だと思います。
脳内モルヒネのβ-エンドルフィンが分泌され、
苦しいと感じず、
どこまでも走っていけると思えるような状態のことです。
泳いでいたので、「スイマーズ・ハイ」と言うのでしょうか?
完全な健康体ではないにしろ、
数年前のボロボロな健康状態に比べたら、
こんな風に泳いでいられる自分の体がありがたくって、
自然と、「ありがとう、ありがとう」と
何度も心の中で繰り返していました。
そのうち、つらいことや大変なこと、
そして一生懸命やってきたことが浮かんできて、
ゴーグルの中で涙を流しながら泳いでいました。
気がついたら、40分休まずに1000メートル。
それだけでなく、
迷っていた事柄の答えももらえました。
私を選んでセラピーに来てくれるクライアントに
きめ細かいセッションを提供していくことだけを考えていけばいい。
目標をもつことは必要だけれど、
動機を大切に、プロセスを楽しむことを忘れずに。