愚痴やネガティブな話を聴いて、
こちらの方が気分が落ち込んだりすることがありますよね。
ヒプノスクールでも、
生徒から、
「クライアントからネガティブな影響を受けたらどうすればいいのですか?」
という質問がありました。
中島先生は、
「感じないようにするのでななく、感じてつながっていくと流れていきます」
と答えました。
「感じてつながっていく」ということがどういうことなのか、
頭で考えているうちはわからなかったのですが、
振り返ってみれば、
母親たちの子育て相談をしているときから、
すでに体験済みなことでした。
最初は私も、一緒につらくなっていて、
これではいけないと、
次はつらくならないように、感じないようにしました。
でも、そうすると味気ないカウンセリングになってしまうのです。
そこで、ネガティブな感情を一緒に感じながら、
クライアントのポジティブな側面にもつながっていくと、
つらくなるどころか、こちらの方がエネルギーをもらうようなことが起きてきました。
この関係を「エンパワメントの関係性」というそうです。
癒す側癒される側が対等な関係で出会い、
お互いを尊重しながらセッションを進めていく関係。
相手の中に自分の課題を見出し、
乗り越えていく過程を一緒に過ごしながら交流していく。
先生の言葉、こういうことなのではないかと、
私なりに答えを見つけました。