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アディクティブ パーソナリティ(AP)

「アディクティブ パーソナリティ」とは、依存を起こしているパーソナリティのことを言います。

軽い依存であれば、ヒプノセラピーのAPへのテクニックを用いて効果を上げることができます。

催眠状態で、APを見つけ、クライアントがAPになってセラピーを受けていきます。

セッションの中で、セラピストがAPと対話しながら、身体感覚を味わってもらいます。

そして、代わりになる行為(並列の行為では意味がないので、より本質的な行為)と
置き換えていきます。

そして、別のテクニックで、すっかり置き換わるように強化していくのです。


無意識は、「気分」「雰囲気」「感覚」などからできているので、
直接、そことコンタクトし、感覚で記憶していくことで、
変化の時間を短縮することが可能なのです。


通常、人は「意識」を使って何とかしようとします。
でも「こうした方がいい」とわかっていて、その通りにできたら悩まないはずです。
「こうした方がいい」とわかっていても、できないから悩むのです。
ですから、「意識」の力では、なかなか解決しないですし、
それだけではなく、わかっているのにできないことで、さらに自分を責めることになります。

このような心の仕組みがわかるだけでも、
できない自分を責めることが少なくなります。

変化の鍵は、無意識にあるのです。

ヒプノセラピーは、意識と無意識の間の垣根を緩めて、
意識と無意識が共同作業できるような状態をつくってセラピーをしていきます。

ただし、ご本人に依存をやめたいという気持ちがなければ、
セラピーの効果があがらないのは言うまでもありません。

自分の心をだますようなセラピーは、逆に本物とは言えないでしょう。

ここが、ヒプノのおもしろいところ…本当にやめる気持ちがあるかどうかを
確かめるスキルまであります。
by tarakosun | 2008-04-10 21:43
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