ユング派心理学 元型のワーク

ユングは、「人には、個人の無意識のもっと奥に、
人間すべてに共通するような無意識=集合的無意識がある」という理論を立てました。

心の中には、いくつものパーソナリティが存在し、
その内の、集合的無意識からつくられる、
世界に対する反応の仕方・生き方を特定するために先住する原始心象を「元型」と呼びました。

催眠療法には、心の中で、抑圧したり切り離したパーソナリティを統合していくことで
トラウマを癒すというスキルがあります。

始業式前日、友人関係に悩む娘が、
「不安感がとれないから、セラピーして」というので、
この元型のワークをしました。

スキルの内容は、企業秘密なので書けないのですが、
娘はセッションの中で、
ハイヤーセルフに鍵を渡され、
「この鍵を自分の周りにある壁の鍵穴に差し込むと、その壁が溶ける」と言われ、
統合されていない元型からは、
たんぽぽの花を渡され、
「たんぽぽは、花びら一枚一枚が種であり、自分でその種を飛ばして仲間を増やしていける」
と言われました。

娘は、しっかりと統合を体験し、このセッションの意味するものを受け取り、
終了後、もう明るい顔になっていました。

幼児期退行は、母親にされるのは抵抗があるように思いますが、
このワークは、中高生にはピッタリだと思いました。

セッションの中で、元型が渡してくれるものも言葉も、
すべてクライアントの内側から出てくるものです。

セラピストはただ誘導しているのであって、
クライアント自身が、自分で答えを見つけてくるのです。

セッションをしていると、
クライアントの心の力を感じずにはいられません。

心が広がって、自分で自分を癒してしまう、
この圧倒的な力に立ち会うことができるから、セッションは、涙なしでは終われないのです。
クライアントもセラピストも。
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by tarakosun | 2008-04-09 17:56

催眠療法で人生を癒す、ヒプノセラピストのココロの旅日記