胎児期退行③

「催眠状態で出てきたものは、すべて事実とは限らない…」

これはいつも言っていることですが、
だからといって、すべて自分がつくった妄想だということでもないのです。

胎児期退行をしたクライアントが、
セッションの途中で、呼吸ができなくなったり、
胃の脇にあたりを押さえて痛みを訴えたりして、
実際の出産の時に
切迫仮死だったり、黄疸(肝臓の疾患)だったりしたということが出てきたりします。

片目が引っ張られるような感覚があって、後で母親に話したら、
鉗子分娩で、鉗子がちょうど目のところに当たり、
生まれたときには、目が内出血のようになっていたことがあったこと、
また、そのことを本人には話していなかったことから、
お母さんの方が驚いたということがあります。

こんな風に、事実も出てくるのです。
だから、事実と個人の心象が混じって出てくると考えた方が安全です。
では、催眠はただの個人の妄想なのかというと、そうではありません。
妄想ではなく、「個人にとっての事実」なのです。

個人にとっては、それが事実だからこそ、
セラピーをすることで癒しが起きるのです。

自分の顔立ちに悩んでいる人がいたとして、
周りから見ても悩むほどのことはないように思えて、
「そんなことないよ」とか、「○○さんが美人だって言ってたよ」と励ましても、
本人の事実はそうなのだから、
その事実のとらえ方を変えないかぎり、悩みがなくならないということと同じです。

催眠は、そういった、とらえ方や思い込みを変えるお手伝いをすることができます。
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by tarakosun | 2008-04-07 17:53

催眠療法で人生を癒す、ヒプノセラピストのココロの旅日記