この前の授業での退行催眠。
小さかったときの辛かった体験の場面に退行したとき、
小学校2~3年生の時、夜、隣で寝ていた母のすすり泣く声で目を覚ました場面に行った。
仕事のことで泣いていると思われるのだが、
母を泣かす職場の大人たちに対する怒り、
子どものために苦労しながらも働く母へ、わびるような気持ちなどがわき上がってきた。
しばらくその感情を味わった後、セラピスト役の人に
「お母さんの意識にかわっていくよ」と言われた瞬間、母の感情が感じられた。
「あれ~、違う」
思わず口を突いて出た。
「仕事は大変だけれど、自分の力で、家や土地を手に入れることに誇りを感じている」
「泣くとスッキリするので、自分なりのストレス解消法」
…という、母の本音。
子どもの私が感じた悲壮感がないではないか!
私の思い込みで、今まで、母の中に悲しみを感じていたのだろうか。
または、母は、口ではそんな風に子どもに伝えていたのだろうか。
母に反発しながらも、離れることができなかった共依存関係が
このセッションで終わっていった。
また自由になった。