雪どけの会2回目

ダウン症や脳性麻痺、事故などにより言葉が発せなくなった、
子どもから大人の当事者が
国学院大学人間開発学部初等教育学科教授の柴田保之先生と
「指談」で対話する「雪どけの会」に参加してきた。

この会に参加したのは2回目で、
1回目があまりにも感動したので、今回も仲間に入れてもらった。

何に感動したかというと、1つは「指談」という驚きの技術。
そして、指談で語られる、障がいのある方々の深い考え。

指談というのは、先生が相手の手を握り、
少しの動きをご自分の掌で感じ取り、本人が言いたいことを読み取る技術のこと。

今回の参加者は小学生から40代まで。

きょうのセッションの中で、高校生の男の子が発した言葉が心に突き刺さった。

~以下概略~
やまゆり園の事件は、胸が引き裂かれる思いだった。
あの事件の中で語られなかったこと、それは、犠牲になったすべての障がい者は、
無力な存在ではなく、自分の意志を持ち、人生に喜びを感じて生きていたんだ、ということ。

知的障がいがあるからと言って、何もわからないわけでも、何も感じてないわけでもない。
そのことを知ってほしい。
きょうのような指談の場面を見れば、そのことがわかってもらえるはずだ。

それから、加害者について考えると、
したことは許せないことだが、加害者にも理由があるはずで、
それについて誰かが気づいてあげられていたら、こんな事件は起こさなかったと思う。

ぼくは、「知的障がい者は、あなたを許します」と言いたい。

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昨夜は、同い年の友人のお通夜だった。
本当によくしてくれた友人だったのに、そんなに体調が悪くなっていたことも知らず、
明るい年賀状を見て、元気にしているものと思っていた。

いつも笑顔で、「上がって、コーヒー飲んで行って」と言ってくれて、
実母との同居に行き詰まり、
4歳の長男と2か月の次男を連れて家出した時は泊めてもくれた。

友人のこと、そしてきょうの指談、
命や、生きるということについて思い返している。

一人前の大人の振りをしていても、
ダークな部分、傲慢な部分、やさしくない部分、自己中な部分があまりにも多い自分。

「セラピストとして成長したい」と思い、認定資格の勉強を始めたところだが、
「セラピストとして?…笑わせるね。それより、人としてどう在るか考えなよ」
私の中の皮肉屋にそう言われて、泣けてきた。

お通夜の間も指談の間も、悲しみや感動の気持ちに混じって、その涙がつきまとった。




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by tarakosun | 2017-03-31 22:34

催眠療法で人生を癒す、ヒプノセラピストのココロの旅日記