毒親

最近聞いた言葉だ。

「あなたがつらいのは、毒親のせいなんだよ」
「親の問題であって、あなたの問題ではないんだよ」

そういう考え方のようだ。

これは、その通りなのだが、そう簡単ではないとも思う。

親を「毒親」と認識することは、
自分を責めて生きてきた人間にとっては、一旦その心の方向を止めることができるかもしれない。

でも、親に支配されて来た者にとっては、
親を自分から切り離すこと自体、とても怖いこと。

親を求め、親の愛が欲しかったからこそ、
それがもらえない自分はダメなんだと思ったのだから。

本来の行き着く先は、
「私は苦しみました。でも、あなたにも苦しみがあったのですね」という状態ではないだろうか。

それは、自分の苦しみを抱きかかえ、感情を感じ、
苦しみの底にあるあたたかいものを感じられるようになったとき、
自然と訪れるものだ。

その境地に至った時に、親を親ではなく、
苦しみながら必死に反応をしてきたひとりの人として、対等に見られる自分になっている…。

私は、そう思う。


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by tarakosun | 2015-08-07 15:48

催眠療法で人生を癒す、ヒプノセラピストのココロの旅日記