先日、もののけ姫や天空の城ラピュタなどの背景画家、山本二三展を見て来た。
こういう展覧会に行っていつも思うのが、
絵心が全くないから、どこをどう観ればいいかわからないということ。
ただ「スゴイ!」と思いながら回るだけで終わる。
それでも、山本さんの絵はすごく感じた。
特にチケットの絵は、夢に出て来た風景に似ていて驚いた。
夢に中ではこの道の先が海になっていて、とてつもなく大きな船が陸に向かって上がってくる…
というもので、一度ならず何度か見ている。
そして、もののけ姫の森の絵は、怖いような神聖なような、不思議な気持ちにさせた。
私は、昔、森の中でひとりで暮らしていたんだな。
そう思った。
誰ともかかわらず、でも孤独でもなく、植物や風と対話し、
森から恩恵を受けて命をつないでいたんだと。