10日土曜日からシネウィンドで公開されている
「かみさまとのやくそく」という映画を観てきた。
胎内記憶をテーマに撮られたドキュメンタリー映画で、
子どもたちが異口同音に語る、胎内の記憶。
そして、すらすら語る、宿る前の中間生の記憶や前世記憶。
そこに、胎内記憶の研究で有名な池川明産婦人科医師、
赤ちゃんと対話できる「たいわ士」南山みどり氏、
中部大学の前世研究の大門正幸教授などが、コメントを寄せる。
赤ちゃんは、いえ、胎児の時から、外側で起きていることをわかっている…。
大人が思っているより、ちゃんと感じていて、わかっている。
それは私も、以前から感じていたことだった。
赤ちゃんの胸をなでると、ハートにつまった感情が出て来て、
ものすごい声で泣き出すのを何度も経験しているし、
泣いた後はスッキリとした、少し大人になった顔つきになるのも見てきた。
「泣いていいよ~」「いっぱい我慢していたんだね~」と声をかけると、
火がついたように泣く。
ちゃんとわかっているんだ。
子どもを「わかっている」という目でみてかかわるのと、
「何もわからないに決まっている」という目でみてかかわるのとでは
全然違ってくるだろう。
子どもは尊重されている感覚をかんじることができると思う。
私も、こういうことを早く知っていれば、
子どもたちにもっと寄り添えたのに。
子どもたちには、本当に申し訳ないことをした。
そして、映画の中で出てくる、南山さんのインナーチャイルドセラピーの様子。
まさに催眠を活用したセラピーだ。
セラピーを受けた人のひとりは、最初、感情が閉じていて、
うまくインナーチャイルドと対話できないが、
南山さんの誘導で、最後は号泣できるようになる。
「自分のために泣いていいのよ」
…南山さんのことば。
「自分のために泣けない人は、ドラマや映画で泣くの」とも。
2時間の映画だったが、興味深くて、あっという間に終わったという感じだった。
こういうテーマを専門家がきちんと研究をし、
調査を積み上げてくれることで、
人の命というものが解き明かされ、いずれそれが常識になっていくといいと思う。
そうなったら、
妊娠中から、語りかけ、対話し、
分かり合い、打ち解け合い、
その子が生まれる前から決めてきた人生の目的と
親自身の人生の目的を、
互いに助け合いながら達成していける。
親子というより、人と人として、
変な葛藤や感情に支配されることなく、向き合えるだろうな。